この記事の結論
ドローン空撮を依頼するときは、撮影場所が人口集中地区や空港周辺などの飛行に許可が必要な空域にあたらないか、夜間や人・建物の近くなど承認が必要な飛び方にならないかを、制作会社と事前に確認することが大切です。あわせて、土地や建物の所有者の了承、周辺の人への配慮、強風や雨による延期の可能性も想定しておきましょう。
ドローン空撮でできることは?
ドローン空撮を使うと、地上からは撮れない高さと広がりのある映像を撮影できます。企業の動画では、次のような場面で使われています。
- 工場や施設、敷地の全体像を見せる
- 会社のある街や自然の風景を見せる
- 建設現場や大きな設備のスケール感を伝える
- イベントや式典の全景を記録する
ドローン撮影に許可は必要?
場所や飛ばし方によっては、国土交通省の許可・承認が必要です。屋外で飛ばす100g以上のドローンは航空法の対象になり、2022年6月20日からは機体の登録も義務化されています。
許可や承認が必要になる主なケースは次のとおりです。
| 区分 | 主なケース |
|---|---|
| 飛行の許可が必要な空域 | 空港などの周辺、地表から150m以上の高さ、人口集中地区の上空 |
| 承認が必要な飛び方 | 夜間の飛行、目視外の飛行、人や建物から30m未満の飛行、イベント会場の上空、危険物の輸送、物の投下 |
※ 2026年10月時点の一般的な内容です。実際の手続きは、国土交通省の最新の情報に基づいて制作会社が確認します。
このほかにも、国の重要施設の周辺などは別の法律で飛行が制限されており、自治体の条例で公園などでの飛行が禁止されていることもあります。
依頼する前に確認しておくことは?
- 撮影したい場所:住所や地図で、撮影したい範囲を伝える
- 土地や建物の所有者の了承:自社の敷地以外を撮る場合は、所有者や管理者の了承が必要
- 周辺の状況:近くに住宅、道路、人が集まる場所がないか
- 撮影したい時間帯:夜間や夕方の撮影は、承認が必要になることがある
- 予備日:天候によって延期になることを想定しておく
許可や承認の手続きには時間がかかることがあるため、撮影日が決まっている場合は早めに相談しましょう。
天候はどれくらい影響する?
ドローンは風と雨に弱いため、天候の影響を大きく受けます。
- 強い風の日は、安全のために飛行を見送ることがある
- 雨や雪の日は、基本的に撮影できない
- 地上は穏やかでも、上空は風が強いことがある
屋外の撮影では、予備日を設定しておくのが一般的です。
撮影当日の注意点は?
- 撮影範囲の近くにいる人に、事前に声をかけておく
- 社員や関係者が映り込む場合は、撮影することを伝えておく
- 安全のため、操縦者の指示に従い、飛行中は離着陸の場所に近づかない
よくある質問
まとめ
- ドローン空撮は、施設の全体像やスケール感を伝えるのに効果的
- 場所や飛ばし方によっては、国土交通省の許可・承認が必要
- 土地の所有者の了承、周辺への配慮、自治体のルールも確認する
- 天候で延期になることを想定し、予備日を設けて早めに相談する
自社の敷地内なら、許可なく撮影できますか?
自社の敷地内でも、人口集中地区にあたる場所や、空港の周辺などでは許可が必要になる場合があります。飛ばし方によっても承認が必要になるため、制作会社に確認してもらいましょう。
雨の日はどうなりますか?
雨や強風の日は、安全のために撮影を延期するのが一般的です。撮影日を決めるときに、予備日もあわせて決めておきましょう。
ドローン撮影だけを依頼できますか?
制作会社によっては、空撮のみの依頼にも対応しています。撮影した素材を自社で編集したい場合は、素材の受け渡し方法も確認しておきましょう。